医療法人
金山矯正歯科クリニック
名古屋市中区金山一丁目9-16鉄鋼ビル118の4階
電話052-331-8560
矯正を行う歯科医院はたくさんありますが、安心して治療を受けるためにはなにを基準とすればいいですか?
正治療だけを特化して研修を続けてきた医院と一般歯科治療医院とでは症例の数、専門知識、技術では差ができると思います(これは一般歯科で矯正治療を行うのが悪いという訳ではありません)。 一つの目安として、公益社団法人日本矯正歯科学会(認定)認定医・指導医・臨床指導医(旧 専門医)がありますが、これは学術・症例・治療結果などが一定の基準をクリアしていることです。詳しくは公益社団法人日本矯正歯科学会のホームページをご覧ください。
残念ながら、本年度より治療前後をご覧頂けなくなりました。来院時には患者さんの不正咬合に類似した症例の治療前後をご覧頂いています。
上顎のみ、下顎のみの治療はできますか?
可能な場合もありますが、歯列矯正では上顎と下顎の噛み合わせが大変重要ですので片方で噛み合わせのバランスをとることは困難です。上顎のみ下顎のみでの治療を行うことができるのは大変限られた場合です。
前歯の2本だけ出ているのですがそこだけ治療できますか?
前歯が2本出ている原因は、奥の歯の前方への移動、及び下の歯の噛み合わせによるなど他の不正によってもたらされることがほとんどです。噛み合わせは、上下の歯の位置関係で成り立っているので理想的な後戻りをしない歯並びを得るためには上下全ての歯を動かすことが必要となります。
歯を抜きたくないのですが歯を抜かずに矯正は出来ますか?
成長期に矯正治療を開始することにより、
これらが行われた場合は、歯を抜かずにできると思われます。一番大切なことは、現在の状態をしっかりと歯の形やレントゲンで分析し、理想的にはどういう結果が得られるか、そのための治療方針の一貫として、装置、及び歯を抜く、あるいは抜かないかの方法が問題になってくると考えます。
矯正治療には、どのような装置がありますか?
とりはずしのできるもの
成長期のお子さんの最初の段階に使用し、上と下の顎の前後関係を改善するとき、歯を並べるスペースを作ることによく使用します。
とりはずしができないもの
歯の裏側につき、上下の歯列を広げるもの1本または2本、歯の裏側に入った歯を外へ出すもの。
ブラケット
外側の全ての歯につくもので金属と、歯の色と同じあまり目立たないものがあります。それぞれ歯を動かす目的によって各々の人により異なるものの使用が必要です。
歯の裏側につく場合(リンガルブラケット)
歯の裏側に付けますので外からは見えませんが、発音の面で慣れないとかブラッシングがしにくいなどデメリットも多く、また治療期は外側より必ず長くかかります。また限られた症例にしか適応できません。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置
コンピューター上で歯を動くシミュレーションを行いその上で透明なプラスチックのものを作製し、それを順次交換することによって歯を動かす装置です。取りはずしができる反面、適応できる症例には限りがあります。表側の装置より裏側のブラケットの場合、治療期間は長くかかると思います。
(完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。)
装置が外れてしまう事はありますか?
矯正装置は、矯正治療が終了すると外してしまう装置ですので接着力は強固ではありません。そのため、あまり固いものを前歯で噛んだり、引きちぎるように食べると装置が外れることがあります。キャラメルなど粘着性の強いものは装置が外れやすくなります。外れた場合は、ご連絡下さい。再度、装着しますので心配はいりません。